家の解体費用はどう決まるの?安くする方法や手順のご紹介

はじめに

近年の日本各地で大きな課題となっているのが「空き家の増加」問題です。住まなくなって不要になった家や、管理ができず長らく放置してしまっている空き家を持つ人は増加しています。

「活用することも出来ないし、解体してしまいたい」と考える方もいらっしゃると思います。しかし、本当に解体してもいいのか、解体費用はどれほどかかるのか不安という方が大半だと思います。

解体工事というのは、人生において一度経験するかしないか、というものです。だからこそ、満足のいく工事にしたいと誰もが思うのではないでしょうか。

今回の記事では解体工事を検討している人の為に、家の解体費用相場の決まり方、費用を抑える方法、解体工事の手順と準備について詳しく解説します。

解体工事を検討するうえでの検討材料として、ぜひ参考になればと思います。

【家の解体費用相場を決める要素】

家の解体費用は、以下の要素に基づいて相場が決まります。

  1. 建物の規模と構造
  2. 解体方法
  3. 建物の状態
  4. 解体時の廃棄物処理

それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。

建物の規模と構造

建物の広さや階数、構造の複雑さは、解体費用に大きな影響を与えます。一般的に、大規模で複雑な建物ほど解体費用も高くなります。また、建物の種類によっても費用は異なることがあります。

建物の構造には「木造」「鉄骨造」「RC造」等、様々な強度の違いが存在します。解体工事では基本的に強度が強い建物ほど、費用がかかってしまうと考えてもらって構いません。構造体が頑丈になればなるほど作業員の導入人数、重機の数や工事期間も多く必要となるからです。

また、解体工事を行う建物の広さの違いも、費用に大きく影響します。

解体対象の建物が広く、大きくなればそれだけで費用はかさんでいきます。これも、単純に作業員の導入人数や日数が増え、手間がかかるからです。

解体方法

解体方法には、手作業解体や機械解体などがあります。

手作業解体は人件費がかかりますが、機械解体は機械の使用料や燃料費がかかるため、費用に影響します。

解体業者と相談し、最適な解体方法を選びましょう。

建物の状態

解体する建物の状態も費用に影響します。老朽化や劣化が進んでいる場合、解体作業が難しくなり、費用が増えることがあります。建物の検査や評価を行い、状態に応じた解体プランを立てましょう。

解体時の廃棄物処理

解体作業に伴って発生する廃棄物の処理費用も考慮する必要があります。解体業者は、廃棄物の分別や処理方法に詳しいため、適切な処理を行ってもらいましょう。廃棄物処理の費用は、廃棄物の種類や量によって異なる場合があります。

【費用を安くする方法】

解体工事は人生において、一度経験するかしないかというものです。また、建築工事のように何かを造るために費用を払うわけではないにも関わらず、まとまった費用が必要になります。

「できるだけ安くする方法ないの?」と考えていらっしゃる方も大勢いらっしゃると思います。

家の解体費用を抑えるためには、以下の方法を考慮することが重要です。

地方自治体の補助金を利用する

解体工事の費用を補助してくれる「補助金」の制度を設けている自治体があります。自治体の補助金をうまく活用することで、工事費用を抑えることが可能となりますので、積極的に情報の収集を行い、活用することをお勧めいたします。

島根県出雲市での補助金については、LCCブログにて詳しく掲載しておりますので、是非ご確認ください。

解体時のリサイクルや再利用

解体時に発生する廃材や建材をリサイクルや再利用することで、処理費用を削減できます。解体業者と相談し、可能な範囲で廃材の再利用を検討しましょう。

自分で行える作業を考慮する

解体工事の費用と関連して発生する費用の中に「残置物の処分費用」というものがあります。

解体工事で出る廃材は全て産業廃棄物となる一方で、家具や粗大ごみ、生活のモノについては一般廃棄物という扱いになります。

そのため、解体工事を行う前に一般廃棄物は全て別で処分する必要があります。この作業は、一般的な専門家でなくても行う事が可能ですので、費用の削減ができます。

LCC株式会社では「しまね生活支援センター」として、片付けや残置物の処分を行っております。片付けは自分たちで行った方が費用を抑えることはできます。しかし、そのために日取りを調整したり、細かい分別をしたり、重いものを移動させたりと非常に大変な作業です。専門業者に依頼することも一つの手でありますので、是非一度ご相談ください。

【解体工事の手順と準備】

家の解体工事は、以下の手順と準備が必要です。

  1. 解体計画の作成:
    解体工事を始める前に、解体計画を立てましょう。解体の手順やスケジュール、安全対策などを詳細に計画し、必要な許可や手続きを確認しましょう。
  2. 必要な許可や手続き:
    解体工事には、地方自治体や関連機関の許可や手続きが必要な場合があります。解体計画や必要書類を提出し、許可を取得してから工事を始めましょう。
  3. 解体前の安全確保:
    解体工事に入る前に、周囲の安全確保が必要です。近隣住民への事前通知や騒音・振動の対策、必要なフェンスや安全ネットの設置などを行います。作業現場の安全性を確保しましょう。
  4. 建物の除去:
    解体作業では、手作業や重機を使用して建物を解体していきます。作業員の安全を確保しながら、段階的に解体を進めます。解体作業の進捗を適切に管理し、安全に作業を行いましょう。
  1. 廃棄物の処理:
    解体作業によって発生した廃棄物は、適切に分別・処理する必要があります。廃棄物処理業者と連携し、法律や規制に従って廃棄物を処理します。環境への配慮を忘れず、廃棄物の処理を行いましょう。

まとめ

家の解体費用相場の決まり方、費用を抑える方法、解体工事の手順と準備についてご紹介致しました。

解体工事は専門的な作業であり、安全性や法的な要件にも配慮する必要があります。

そのため、解体業者の専門知識や経験を活かし、信頼できる業者に依頼することが重要です。また、解体工事に関する地方自治体や関連機関の指示や規制を遵守することも大切です。

LCC株式会社は島根県全域で解体工事を行っております。解体工事に関するお困り事・お悩み事は是非弊社にご相談ください。